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実家を売却する手順と確認しておくべきこととは?

  • 実家を売却する手順と確認しておくべきこととは?



    実家を相続した後、住む・活用する・売却するという選択肢の中から選ぶ必要があります。
    その中でも、売却を検討されている方の場合、きちんと売却手順を知っておくことに加えて、事前に遺言書や遺品の確認をしておくことで、トラブルが起こることなくスムーズに売却活動に励めます。
    そこで今回は、実家を売却する際の手順と確認事項についてご紹介します。

     

    □実家を売却する手順について




    1. 遺言書の有無を確認


    最初に必ず遺言書の確認を行いましょう。
    遺言書には、被相続人(亡くなった方)が遺産をどう分けるか、誰に分けるかなどの非常に重要な事項が記載されています。
    この遺言書は相続や売却の際に大きな影響を及ぼすものなので、忘れずに確認しておくことが大切です。


    2. 名義変更をする


    遺言書の確認が完了し、自身が相続する場合は名義人を自分に変更しなければいけません。
    実家を所有している被相続人が亡くなっても勝手に名義が変わることはないので、相続人自身で名義変更を行う必要があるのです。


    3. 隣の家との境界線を定める


    実家が建てられたのがかなり前の場合、隣の家との境界線がきちんと定まっていないことがあります。
    これでは、売却の際や第三者が住み始めてからご近所とのトラブルにつながることがあるので、きちんと境界線を確定させておく必要があるのです。


    4. 内見に備えて室内を片付けておく


    今後もし、購入希望者が見つかった場合に内見に来ることがほとんどでしょう。
    その際、荷物や家具家電などがずっと置いてあると購入希望者が内見に来れません。
    仮に来たとしても見たい部分を見れずに帰ってしまう可能性もあります。


    5. 査定依頼を出す




    片付けまで済めば、不動産会社に査定依頼をするのですが、これはできるだけ早い方が望ましいです。
    実家に限らず、不動産は年月が進むにつれて資産価値が落ちていくからです。
    査定後、不動産会社と媒介契約を結び、購入希望者を募って内見から売買契約といったプロセスを踏みます。


     

    □売却前に確認しておくべきこととは?



     

    *遺品はどうするか




    特に実家の場合、思い出のものや形見などがあるので、何も確認せずに処分してしまうと残しておきたかったものも処分してしまう可能性があります。
    実家に住んでいた家族が自分だけであれば簡単に遺品を取捨選択できますが、他の家族や親戚などがいる場合はこの人たちにも許可や確認をとってから整理するようにしましょう。

     

    *実家購入当時の資料があるかどうか




    購入当時の売買契約書のようなものがあると控除を受けられたり、譲渡所得税の減税を受けるのに役だったりします。
    しかし、ずっと前に購入した資料はなかなか見つけられない可能性があるので、早めに確認しておくようにしましょう。


     

    □まとめ




    実家の売却の際は、必ず最初に遺言書の確認をするようにしましょう。
    遺言書は、中に書かれていることに対して法的拘束力があるので従う必要があるからです。
    また、遺品の整理も慎重に、そして購入当時の書類があるかの確認も怠らずにすることで、スムーズな売却活動に繋げられるでしょう。


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