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マンション売却時のハウスクリーニングには2つの理由

  • マンション売却時のハウスクリーニングには2つの理由








     

    マンション売却時に考えておくべきことにハウスクリーニングがあります。

    ハウスクリーニングとは、その名前の通り、一戸建てやマンションの内装について、業者に依頼してクリーニングをしてもらうことです。



     



     

    マンション売却時のハウスクリーニングを行う2つの理由があります

     

    2つの理由とは、マンションの現況に応じての違いがあります。

    マンション売却には、居住中で売却する場合と、転居済みで空室状態で売却する場合です。

    それぞれの状態によって、ハウスクリーニングをする理由があります。

    ただし、売却の手順として、ルール化されていることではありません。

    しかし、ハウスクリーニングを行うことで、リスクを回避できる効果があります。

     

     
    居住中で売却する場合
     

    転居先が決まる前から、売却を開始することは、よくあることです。

    ですので、居住中に売却活動をすることは、全く珍しいことではありません。

    特、マンション市況を考慮して、マンションの売買相場が不調にならないうちに売却をしようとなれば、居住中に販売開始することは、十分あり得ることです。

     

    売却活動を開始すれば、毎週のように、内覧者が見学に来ることになります。

    居住中ですので、当然、家の中には家具がある状況でのマンション売却という状況になります。

     

    引き渡し前にハウスクリーニング!売主自身が想像してない状態を発見することもある

     

    中古マンションの売買では、現状有姿が一般的に基本です。

    築年数が経過していれば、年数に応じて、汚れや傷があるものです。

    買主は、それらのことを理解して、購入します。

    しかし、居住中での売却の場合、家具が置かれていて死角になっていたりすることで、内覧時に確認できないこともあります。

    実際に、箪笥などを壁にピッタリくっつけておいていた売主が売却完了して、引越し作業をしていたら、タンスの背中側の壁が通気悪いことが原因で、黒カビで真っ黒だったなんていう事例もあります。

    寝室やクロゼットの中などは、買主は内覧時には、遠慮をして、軽くしてみていない場合もあります。

    荷物を搬出したら、想定以上に状態が悪かったなどということもあります。

     

    事前申告があることについては、その前提で買主は購入します

     

    中古マンションの売買は現状有姿が原則で、傷や汚れがあることを、買主は、了解しています。

    見えにくい部分や設備機器等の状態についても、売主からの事前申告があれば、買主はそれも含めて購入の判断材料にします。

    しかし、特に申告がない場合は、大きな障害はないものと考えています。

    事前に、不具合等の申告があるもので、買主が受け入れて現状で引き渡しを受ける場合は、それを修理する義務は売主にはありません。

    しかし、売主からの申告がない=売主自身が気づいていないことだしても、基本的な生活に支障がある物事については、売主は引き渡し後でも修理する責任があります。

     

    ハウスクリーニングの段階でひどい状態を発見したら、補修することです

     

    売主は自分の荷物を搬出した後に、ハウスクリーニングをすることで、まず売主としての売却に関する誠意を示すことができます。

    ハウスクリーニングは、自らがするのではなく、費用は数万円かかりますが、専門業者を入れて行うべきです。

    そうすることで、誠意が示されます。

    また、想定を超える傷や汚れを発見し、対処することができます。

    これも費用はかかりますが、補修する方が買主との健全な関係性が保たれ、その後に些細なトラブルが発生しても、買主の胸の中で収めてくれることもあります。

    しかし、前述の事例のように、内覧時には見ることができなかった壁一面に黒かびの状態などということになれば、せっかく物件引き渡しまで、取引が進んできたのに、契約解除となりかねないことになってしまいます。

     

    ハウスクリーニングをした方が良いもう一つの理由|転居済みで空室の場合
     

    売却活動を始めるときには、すでに転居済みで、家の中が空っぽの状態である場合にも、ハウスクリーニングはした方が良いです。

     

    広告に良い室内写真が撮れると内覧希望につながりやすくなる

     

    お気づきかもしれませんが、マンション売却では、一般的に居住中の場合、内装の写真は広告に使いません。

    何らかの個人情報等が映り込んでいることも考えられますし、あまりに生活感があふれている写真では、部屋の様子を写真で伝えることができないからです。

    逆に、室内が空っぽの状態の場合、室内状態を伝えやすいので、積極的に室内の写真を広告に掲載します。

    実際、買主の検討も進みやすい傾向にあります。

    ハウスクリーニングは、綺麗な室内写真を撮るためには、非常に有効です。
     

    内覧時の印象が大幅に違うので、成約の可能性も高まる

     

    また、内覧時でも綺麗にクリーニングされている室内と、そうではない場合では、当然買主の第一印象は大きく違います。

    この第一印象の良さ悪さが、マンション売却がどれだけスムーズに進むかどうかに影響します。

    買主の検討する諸条件に、合致しているマンションであっても、汚れたままの状態で売却する場合、値引き要求が出てくる場合が多いです。

    値引きの要求も数万円ではなく、数10万円レベルかそれ以上の場合もあります。

    買主は、綺麗にされていない場合、表面的にみてわからない部分に何かトラブルがあるかもしれない、というリスクを考えて、値引きを要求するのです。

    綺麗な状態で第一印象が良ければ、値引きもなく、そのままの価格で契約になることも、十分にあります。

    ハウスクリーニングの費用は、部屋の数と面積によって変わりますが、特殊な例を除けば、10万円以上かかることは滅多にありません。

    しかし、ハウスクリーニングを行うことのメリットは、前述しましたように、金額的にもはるかに大きいものになります。



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