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マンション在庫数急増から2021年のマンション市況を予想

  • マンション在庫数急増から2021年のマンション市況を予想






     

    今後のマンション市況を推測する上で重要なのは、販売在庫数です。

    とかく、不動産関連のニュースでは、何戸売り出されて、何戸制約になったというニュースです。

    在庫の数が増減したという情報は、少し調べませんと、見つけられません。

    しかし、後のマンション市況を考える上で、在庫数に着目しなければ、表面的に「売れてそう」「売れてなさそう」と表現されるだけです。

    しかし、そういう情報だけでは、判断を間違って、割高物件を購入してしまったり、所有するマンションの売却価格で損をしてしまう可能性もあrます。

    そこで、当ページでは、2020年の首都圏と近畿エリアの在庫数に関して、解説させていただきます。



     

     
     
     

    マンションの在庫数推移で今後の市況を推測

     

    日本全国のマンションの売買取引の指標(新築マンション・中古マンション)と考えられるのが、首都圏のマンション売買の取引動向です。

    今回着目する在庫数を知ることで、全てがわかるというところまではありません。

    しかし、表面上に広告される不動産関連ニュースが、表面的であり、かなりピンポイントでの市況について、触れていることから、誤解をして、損をしてしまうという可能性があります。

     

    例えば、表面的なニュースとして、マンションが売れているというニュースを聞くと、人には、「好景気」なのかもという思いが起こります。

    ある意味、意図的に操作される可能性があります。

     

    しかし、「マンション販売が好調」というニュースで、単純に「今買うべき」と判断して購入したとするとき、一方では「マンション在庫数が過去最高に」という記事を見つけたら、どうでしょうか。

    マンション販売が好調というのは、もしかすると、「一部分だけの特定のマンションの話かもしれない」、あるいは「売れ残っていたマンションが、大幅値引きをしたら、過去最高に売れた」という内容なのかもしれないのです。

    それらのことを知るには、そのエリアの健全な在庫数を知る必要があります。

    それは、過去10年の平均在庫数などを調べると、目安を立てることができます。

    マンションの販売も含めて、在庫がゼロになることは、必ずしも健全ではありません。

    また、中古マンションと新築マンションの売買状況や在庫状況は、密接に関連しあっています。

    ですので、もしも購入検討する物件が中古マンションだとして、新築マンションマーケットの状況を知ることは大いに役立ちます。


     

    首都圏のマンション在庫数
     

    首都圏のマンション市況を知ることは、日本全国のマンション売買の動向を調べるのには、影響・関連性があります。

    理想的なのは、健全な在庫数を保持しつつ、成約数が好調であることです。

    2020年の首都圏の新築マンション在庫数を調べたところ、以下のようなデータになりました。(参照元は不動産流通研究所)

     

    年月 在庫数
    21年1月 8,492戸
    20年12月 8,905戸
    20年11月 6,841戸
    20年10月 6,468戸
    20年9月 6,449戸
    20年8月 6,858戸
    20年7月 7,250戸
    20年6月 7,389戸
    20年5月 7,773戸
    20年4月 6,216戸
    20年3月 7,888戸
    20年2月 8,166戸
    20年1月 8,632戸

    *不動産流通研究所公表資料を参照


    概ね在庫数は、6,000代後半から7,000戸で推移していたことがわかります。
    2020年は、コロナの影響がありました。
    首都圏は、コロナの影響で新築マンションの発売が前年比マイナス12.8%で、2万7,228戸が発売されていました。

    では、平年の在庫数がどのくらいなのかが気になるところだと思います。
    過去2010年12月〜2019年12月までの10年の平均を算出すると、平均で在庫数は、約6,800戸です。
    また、下記データより、2017年まで順調に販売が進み、マンション市況が良かったことと、オリンピック前に在庫数が急増していることがわかります。

    以前から、好調な不動産市況はオリンピックまでもつのか、いや持たないのではないか、と色々言われていたことが、悪い方に当たっていたことがわかります。
    2020年が在庫数が約9,000戸になったのは、コロナ影響だけではなかったということです。在庫数は、平時の30%オーバーです。

    そもそも、コロナの悪影響を懸念して、新規の発売戸数が12%以上減少しています。
    それでも在庫数は減っておりませんので、オリンピックまで持たなかったとみるべきでしょう。

     
    年月 在庫数
    20年12月 8,905戸
    19年12月 9,095戸
    18年12月 9,552戸
    17年12月 7,106戸
    16年12月 7,160戸
    15年12月 6,431戸
    14年12月 6,432戸
    13年12月 5,099戸
    12年12月 5,347戸
    11年12月 6,166戸
    10年12月 5,600戸

    *2009年12月の在庫数は、6,732戸


     
    近畿圏のマンション在庫数
     

    首都圏と近畿圏のマンション動向(販売と在庫)が、全国のマンション市況に影響を与えます。
     

    年月 在庫数
    21年1月 3,458戸
    20年12月 3,595戸
    20年11月 3,229戸
    20年10月 3,068戸
    20年9月 2,814戸
    20年8月 2,751戸
    20年7月 2,746戸
    20年6月 2,821戸
    20年5月 2,644戸
    20年4月 2,697戸
    20年3月 2,731戸
    20年2月 2,590戸
    20年1月 2,664戸


    *不動産流通研究所公表資料を参照

     

    2020年の在庫数は、平均2,862戸で推移していました。

    過去10年の平均在庫数を調べてみると、平均は2,782戸です。

    首都圏との違いは、戸数規模の他に、2010年〜2012年の在庫数が多いことです。

    2008年のリーマンショックの影響が、首都圏は2009年だけで収まったことに対して、近畿圏のリーマンショックの影響は非常に強く、2012年まで影響を残し、改善するまでに3年かかったとみるべきでしょう。

    2009年の首都圏の在庫数は6,732戸、近畿圏は5,160戸でした。

    近畿圏の在庫数は、平年の約2倍でした。



     

    年月 在庫数
    20年12月 3,595戸
    19年12月 2,820戸
    18年12月 2,907戸
    17年12月 2,529戸
    16年12月 2,782戸
    15年12月 2,399戸
    14年12月 2,094戸
    13年12月 2,263戸
    12年12月 2,757戸
    11年12月 3,307戸
    10年12月 3,971戸



     

    2021年のマンション市況予測
     

    全国の不動産取引の主要な数値は、首都圏と近畿圏、さらに中部圏で、構成されています。

    2020年のコロナは、未だ可能性として沈静化の方向性が見えたに過ぎない段階です。

    さらに、解説してきましたように、在庫数が、首都圏で約9,000戸、近畿圏で3,500戸もの在庫を抱える状態になっております。

    合わせてみると、ほぼリーマンショック直後の状態と重なります。

    マンションメーカーはすでに、10%以上の販売控えで調整した上での数値ですので、今後の予測としては、新築マンションの値下げ販売が2021年に本格化して、在庫減らしに入ると思われます。

    関連して、新築マンション検討者が中古マンションへと移行することが予測されますので、2022〜2023年ごろには、中古マンションが市場からなくなり、2020年〜2021年に一旦下がると思われる中古マンション価格は2022年〜2023年には持ち直す可能性が考えられます。



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