不動産売却をするときには、まず査定をすることになります。
いくらぐらいで売れるのかを知らずには、今売却するのが良いのかどうかという判断もできないからです。
不動産売却の一括査定|やってみたら分かるメリットとデメリット
売却の査定を依頼する方法はいくつかありますが、現在のようなネット時代においては、一括査定が最も手軽でやりやすい気がします。
簡単に分かるのであれば、ネットで、一括査定を依頼するのが良さそうです。
当ページでは実際にやってみると分かる一括査定のメリットとでメリットについて、解説します。
不動産の一括査定|やってみると分かるメリット
- ネットで手軽にできる
- 机上査定の価格を数日で知ることができる
- 不動産会社担当者に会って説明をしなくてもいい
- メールだけで教えてもらえる
- 複数の会社の価格提案を知ることができる
不動産の一括査定|やってみると分かるデメリット
- あくまでも一般論としての相場価格しかわからないので、実際に見てもらった時の査定額大きく下がる可能性がある
- 机上査定は参考価格なので、自分の物件の査定額にはならない。車などと同じように、傷や汚れなどの状態が悪ければ、まるで異なる価格になるリスクがある
- 不動産会社は、机上査定とは言っても、なるべく正しい価格を出そうとするため、物件の状態に関する情報を聞き取りしようと、電話やメールが来る。対応しないと、何度でも電話とメールが来る。
- 査定サイトで何社を選択したのかにもよりますが、一般的には5社ほどに、査定依頼の情報配信がされます。5社ほどに対応をしないといけないことになる。もし、サイト2つで依頼をすると、合計10社ほどからのアプローチを受けることになる。
- 最大のデメリットは、提案される価格に信頼性がないことです。不動産会社は、自社を選んでもらうために、高い価格を提案します。時には、相場価格からかけ離れた価格が提案され、不動産会社同士の競争となり、その結果売れそうにない価格で媒介契約(売却依頼)を締結し、半年〜1年売れずに困っている事例はたくさんある。
まとめ
手軽に価格を知ることができるのが、一括査定の良いところだが、価格はあくまでも査定価格ではなく、一般論としての参考価格でしかありません。
宝石や高級車やブランド品などと同じように、傷や汚れなどで状態が悪ければ、価格は変動します。
一括査定は、査定という名前はついていますが、物件の状態を確認しないで、算出するものであり、査定とは言えません。
さらに、会社の名前を信用して、高すぎる価格でも、可能性があるかもと思い売却依頼をしてしまいがちですが、結果、大事な販売開始時を失敗してしまいます。
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